('23/3)イタリアで飽きるまでイタリアンを食べる②そろそろ飽きてきそう

この投稿の続き。

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3日目:フィレンツェからローマへ

午後、フィレンツェS.M.N駅からitaloでローマ・テルミニ駅へ。翌日からはナポリへ移動する予定だったが、ローマで夕食を取るために(?)ローマまで移動しておくことにした。

この日はテルミニ駅近くのホテルAffittacamere Tagliaferri Luciaに泊まるので、到着後すぐにチェックインした。ここは前回ローマに来た時も宿泊したが、駅にほど近く、コスパが良く気に入っていたのでまた利用することにした。オーナーのおばあちゃんは4年間でまた腰の角度が鋭くなっていたが、相変わらず丁寧にいろいろ説明してくれた。まあ半分くらいイタリア語混じりで、雰囲気で相槌を打っていたのだが。

夕食はRistorante da Vincenzoへ。到着時点では空いていたのだが、6人くらいのテーブルに座っていた老夫婦と相席になるよう誘導された。我々も困惑したが、先客の老夫婦の方が困惑したであろう。

Googleの口コミには日本語メニューがあるとか、接客が丁寧とか日本人観光客にも人気のようで、隣のテーブルにも卒業旅行くらいの日本人大学生2人がいた。料理は観光客向けといったところで、値段の割には、と感じてしまった。そろそろ飽きてきたのか、舌が肥えてきたのか、単にここの問題なのか…。また、接客に関してもあまり感じのよくない態度を取られることもあった。もちろん店員によるだろうが。残念ながら、時折ヨーロッパではあるあるのやつだなぁ。

リゾットや魚料理が美味しかった。観光客向けの味。

というわけで期待ほどではなかったが、楽しむことはできた。帰り際には例によってスーパーマーケットCONADに寄ろうとしたが、高校生くらいの集団が30人ほどレジに並んでおり、時間がかかりそうだったので諦めた。代わりに駅の建物内にあるCOOPに立ち寄り、水などを購入した。やはりスーパーが近くにあると助かる。

前回はあまりホテル周りで歩かなかったが、やはりテルミニ駅周辺はあまり治安がよくなさそうな雰囲気だった。

 

4日目:ナポリにて

今までの都市間移動はitaloを使っていたが、ローマ→ナポリはitaloやフレッチャロッサ国鉄の新幹線)でも1時間くらい、インターシティでも2時間くらいとあまり変わらないので、インターシティを使うことにした。

座席やサービスなどはほとんど変わらず、快適だった。気になるとすれば、すべて対面4人座席なので相席となるくらいだろうか。

ローマからナポリへはインターシティで移動。

だんだん海が見えてくるので景色がよい。

ナポリ中央駅から地下鉄1号線に乗り換え、Municipio駅で下車。そこから5分ほどで予約した部屋Relais Castel Nuovoへ。オフィスや住居が入るマンションの一室で、オーナーが迎えてくれた。新しい部屋で、とても綺麗である。なんと洗濯機もついており、長めの旅行ではとても助かるところだった。

とにかくナポリに着いたらナポリピザと思っていたのでPizzeriaへ。Brandiはマルゲリータ発祥の店とのことで、人も多くまったく店員は回ってこないが、味は確かだった。とはいえ他にも美味しい店はたくさんあり、それらに比べるとコスパはそこまでよくない。

マルゲリータ発祥の店・Pizzeria Brandi。

この日はポンペイに行く予定だったが、天気が悪くなりそうだったのでナポリの街中を歩くことにした。ナポリで雨だなんてそうそうないんじゃないかという気がする。

あいにくの天気。

雨で濡れたので部屋に戻り、シャワーを浴びた。一旦戻ってしまうとだらけてしまうもので(しかも雨だし)部屋でダラダラしていたら、少し寝てしまったらしい。起きたらすっかり日が暮れていた。

部屋の近くのOsteria Da Antonioへ。海鮮がおいしかった!

ナポリのパスタは細うどんくらいの太さなのが特産らしい。

5日目:日帰りアマルフィ

昨日とは打って変わって晴天。アマルフィに行く予定だったのでちょうどよかった。アマルフィに行くにはナポリからが定番らしい。オンシーズンは船を乗り継いでいくこともできるが、当然まだオフシーズンなので交通手段は限られている。

行きはヴェスヴィオ周遊鉄道Circumvesuvianaでソレントまで行き、そこからバスに乗り継ぐことにした。切符を窓口で買おうとしたら、現金だけしか使えないと言われた。なんとここまで現金は以前の旅行で両替した残りの50ユーロのみでやりくりしてきたが、ついに現金が足りなくなってきたのでATMでおろさねばならない。

駅を回っていたら現地の警察らしき人にパスポートを見せるように言われた。本物かわからないし悪用されたら困るのだが、銃やら持っていて抵抗するわけにもいかなかったので、何かされたらまあその時ということになる。

そうこうして現金を下ろし、また窓口で買おうとしたら、普通にカード決済の機械を渡された。え?

ちなみに今回乗ったヴェスヴィオ周遊鉄道はぶっちぎりで汚かった。地元の人もよく使うとのことで、治安もよくはなさそうな感じ。

ソレント駅に到着し、バス待ちをしていたところ、トイレに行きたくなった。バスには1時間半くらい乗るし、バスにトイレがあるとは思えなかったので、近くのカフェに寄り、エスプレッソを飲んだ。カフェインのせいでトイレゲージの収支マイナスな気がした。

戻ってきたら列が増えていた。全員乗れるのか…?

観光バスが到着した。列に並んでいたが順番などお構いなしに全員突撃していく。が、全員を乗せられるサイズとは思えない。どうするのかと思ったら普通に立ちになるらしい。1時間半?と思ったがどうやら乗れるだけマシだったらしい。1時間に1本なので、乗れなかったら1時間待ちかもしれない。乗れなかった人がどうなったのか知る由もない。

ソレントからの道は山を越えるため、揺れも大きく道も狭い。

ギリギリの幅を行き違う。凄腕テクのドライバーはInstagramを見ながら運転していた。

海が見えてきた。本当に綺麗な景色で、ずっと見ていたい。

山道で揺れるし、立っている人が多くて狭いので、かなり酔った。帰りはサレルノへのルートだったが、そちらよりも明らかに過酷な道だった。バスに乗る人はなんとしてでも席を確保した方が良い。オンシーズンはソレントからも船が出ているので、そちらに乗った方が景色も楽しめるだろう。またいつか夏に来ることがあれば、それに乗ってみたい。

アマルフィの街自体には結局2時間くらいしか滞在しなかった。街からみる海も綺麗だが、高台から崖沿いに見るバスからの景色の方が良かったように感じた。何よりしばらく酔いがしんどかった。昔に比べて乗り物酔いするようになった気がする。次からは酔い止めも持っていこう。

帰りは行きの反省を生かして、バスに早めに乗ることにした。しっかり座席を確保した。

鮮やかな海の色

バスに座っていると、ソロ旅行っぽい日本人から「このバス、サレルノ行きですか?」と声をかけられた。そのはずです、と答えたが、その人はサレルノのバス停ではおりなかった。サレルノにいくのではなかったのだろうか…

サレルノからナポリへは国鉄が通っており、ゆっくり帰った。

ナポリは翌朝には出発なので、最後にもう一枚ピザを食べようと思い、いわゆる有名店をいくつか回ったが、待っている人で店の前は大混雑。ナポリの夜の通りは治安がかなり心配な感じだが、店の前だけは明るく賑やかだった。とはいえ怖いので、テイクアウトして部屋で食べることにした。

箱を持って地下鉄に乗る。

(便秘気味が続いて)やっぱり野菜が足りていない気がしたので、Municipio駅近くのスーパーに駆け込み、サラダを購入。ドレッシングがついていないので諦めた。当然、無味だった。

ピザはだいたいこんな味だなぁという語彙力の乏しい感想だったが、飽きてきたせいなのかもしれない。