('19/1)冬のノルウェー①オーロラ編@トロムソ

昨年の10月ごろだろうか、11月のヨーロッパを控えていたにもかかわらず、1月のブリュッセル行き直行航空券(ANA)が8万そこらだったので、勢いで買ってしまった。1月、どこ行こうかなと考えていたときに、オーロラを思い出した。やっぱり北欧、行くかと。どうせなら、地理の資料集に出てきたフィヨルドってやつをみてみたいぞ、ということでオーロラとフィヨルドを見る1週間のノルウェー旅行が決まった。

 

オーロラは天気や地磁気にも左右され、行っても必ず見られるとは限らないらしい。自分は旅行でこれまでほとんど天気に恵まれなかったので、年が明けたあたりから、徳を積もうとかなり善行を重ねるようにした。

 

1日目

ブリュッセル着。今回はちゃんと着いてくれた。軽く観光する時間もあった。

ルーバン泊

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2度目のグランパレス。今回は晴れている。前回と同じ構図という芸のなさ。

2日目

ブリュッセルからまずはオスロへ。悪名高き(?)ルフトハンザでミュンヘン経由。ブリュッセルの出発は6時なのだが、電車を調べると始発で空港着が30分前らしい。オンラインチェックインを済ませているとはいえ、さすがに間に合う気がしない。

空港駅着。エスカレーターから遠いところだった、初手ミスか。空港駅はもう4回目くらいなので改札や出方はわかっている。

空港の出発ターミナルへのエスカレーターをかけあがる。途中、銃(それもでかいやつ)を肩から下げた軍隊みたいな人らとぶつかりそうになり、血の気が引く。Go aheadとやさしく先に行かせてくれた。ブリュッセル空港で銃をさげた人たちが警備しているっぽいことは知っていたけど、間近で見るとビビる。

出発ターミナル。手荷物検査でやらかすおそれがあるので、ひたすらダッシュ

手荷物検査。案の定、自分の荷物は分けられて保安官の元へ。なんかしょっちゅう引っかかる。今度はなんやねん。

保安官「これ何?」(カイロを指差して)

ぼく(カイロって英語でなんなん…そもそもカイロって外国にあるんか…?)

ぼく「It can make me warmer.」(手で揉むようなジェスチャー

保安官「OK, OK. Thank you.」(ちょっと笑ってる)

これだけで済んだので、あとはゲートまで走るだけ。途中の電光掲示板には、BOARDINGの文字。LASTみたいなのは書かれてなかったのでたぶんいけるなと思いつつダッシュ。なんとかセーフ。ひさしぶりにこんな走った。

搭乗の列に並びながら、カイロの英語を確認。また次の空港の検査で聞かれたらしょうがない。disposable hand warmerとかheat packとからしい。これは通じてるやろ実際と自分の適当な説明を自画自賛する。

 

…ちなみにこのカイロ、あれほど寒かったノルウェーで一度も出していない。持っていかなくてもよかったな。

 

ところでこれだけダッシュしたので、喉がありえんかわいている。しょうがないので自販機を見るも、値段(たしか3ユーロくらいしたっけ)をみて引き返す。これでルフトハンザ出さへんかったら許さんと思っていたが、さすがにちゃんとくれた。そんなにおいしいわけじゃないけどサンドウィッチも出してくれた。

ミュンヘン着。

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ドイツビールを買って、朝から酒を飲む。最高。

オスロ行きのトランジットはルフトハンザどうしでゲートも近く、簡単だった。

オスロ着。次はルフトハンザからSASの乗り換えなのと、時間もあったのでいったんゲートを出ることにした。特に出なくてもたぶん大丈夫だった。別で取っていた航空券だったのでなんとなく出た方がいいのかなという気がした。

昼になっていたので、オスロ空港で何か買おうかと思ったが、ここでノルウェーの物価を知る。ありえん高い。キオスクで売っていた、青リンゴ+300mlくらいの水+ちっさいパンで計400円くらいとかいう激安セットをかろうじて購入。どう考えてもドイツで買っておいて、意地でもオスロでゲートを出ない選択肢が正解。北欧の物価を早くも思い知る。

オスロ空港にはグランドピアノが置かれていて、たぶんだれでも弾いていいよ的な感じだった。弾き逃げ的な感じでちょっとずつ聞こえてくるメロディー、どれもすごいきれいで、文化的な民度高すぎひん?ってなった。最後乗り際に聞こえてきたのが月光の第1楽章で、明るい空港の雰囲気とのミスマッチに笑ってしまった。

次のSASは、今回の目的地トロムソ行き。トロムソはノルウェーの中でもかなり北にある、オーロラがよく見える小さな町だそうだ。現地発着のツアーも多く、割となんとかなりそうだという期待を込めて、3泊することにしていた。

ちなみにSASLCC?らしく、飲食物はすべて有料。オスロを出てしばらくはかなりくもっていて、初日は期待できないかもしれないと思いながら窓の外を見る。

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トロムソ空港に到着。空港から市街地に向かう手段は多分限られていて、普通のバス、シャトルバス(Flybussen;SASが運営してるとからしい、違ったかも)、タクシーくらいだったと思う。シャトルバスは行き先がなんとか病院と市街地の2種類あって、券売機みたら普通にわかる。学割の往復でちょっと安くなる。たしかベルゲンやオスロでもFlybussenはあるけど、トラムや鉄道の方が安い。その点トロムソはほとんど手段がない。

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到着ゲート出てすぐしたらFlybussenの券売機がある。

市街地に到着。泊まったホテル(Smarthotel Tromso)はバス停からほど近かったが、完全に雪道。これが冬のノルウェーか。当然滑る。スノーブーツを買っていたが、これ普通の靴やったら死んでた。ABCマートで買った3500円くらいのやつやったけど十分効く。このあとオーロラツアーで雪道歩いたりしたけど事足りる。ただそれでも足先は冷えるから靴下は重ねた方がいい。

初日のオーロラツアーまではまだ時間があったので、晩ごはんを考えることにした。オーロラツアーはだいたい1時とか2時とかまである。なんか食べておきたい。調べたところトロムソのごはんもありえん高そうだし、特に名物があるとしてもこの後のベルゲンやオスロに譲ろうと考え、スーパーを物色。何軒かスーパーがあり、水とかも大きいペットボトル買っておくと良い。酒も売ってる。食べ物は詰め放題のサラダ(サラダに乗ってそうな鶏とかたまごとかも詰められる)とパンを購入。ホテルのロビーフロアには食器や電子レンジがあったので、冷凍ピザを買っている人なんかもいた。さらに、いつでも自由に飲めるコーヒーや水がある。

 

そうこうしているうちにオーロラツアーの時間。3泊とも別のツアーを予約したのだが、初日は大きめのバスで移動するタイプのやつ。これはけっこうバス自体のホスピタリティがよく、人もそこまで多くなかったのでのびのび使えた。Wi-Fiも通っているし、トイレもある。出発時は晴れていたので期待していたが、ガイドの話によるとそこまですごい期待できるわけではないらしい。晴れてたらいつでも見えるわけではないらしい(それはそう)そういえば当然ガイドは英語。以前オーストラリアに行った時現地ツアーも全部日本語でH.I.S.のすごさを思い知ったのだが、今回はそんなわけなかった。日本から全部セットのツアーだったら違うのかもしれないけれど今回は自分たちで全部組んだので、英語は聞き取れないといけない。(でもたぶん半分くらいしかわかってない、特に問題はない)

出発してだいぶ走らせる。止まった最初のスポットからは、オーロラこそ見えなかったけれど星が綺麗に見えた。今までみた星空の中でも1,2を争うレベル。争う相手は富士山の山小屋。前も書いたかもしれない。

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2回目のスポットでもオーロラは見えない。今日は無理な日かもね、と言いながらガイドはキャンプファイヤーの準備を始める。ホットチョコレートやクッキーをもらいながら、自分と同行者はミラーレスで星空を撮ろうと苦心する。フラッシュとかの特別なやつを持っていなければ、周りに強い光のないようにして露光30秒とかにしたら結構撮れる。三脚持ってくればよかった。持っていなければ固まってる雪の上に手袋とか置いてそこにカメラ置けば撮れなくはない。ただ、待ってる間手が寒い。

何気なく星空を撮っていたら、山の裏が緑にぼんやり光っている。ただすごく弱い。これがオーロラ?と思って聞いたら、確かに出ているらしい。移動するぞ、とガイドはキャンプファイヤーの薪を放置してバスに飛び乗る。

移動した先からは、やっと念願のオーロラが見えた。写真で撮ればけっこう緑なんだけど、肉眼では白っぽく見える。言われなければ雲かなぁと思ってしまうくらいだ。

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写真に撮ると緑だけど、肉眼では白。

こんなもんなんかなぁ、と思いつつ、それでも見れたのはうれしくて、興奮しながらホテルまで戻る。たぶん2時とかそれくらいなので、帰ったら即爆睡。

 

3日目

朝はホテルの朝食があるのでいったん起床。朝食はまあまあ高かったけどそれでも外に出ることを思えば安いんじゃないか、ここで爆食いしとけば昼食べなくても最悪いけるんじゃないかなどと思い予約したのだが、実際割といけた。現に朝食を食べたあとは2度寝してしまい、起きたら夕方だった。昨日と同じスーパーに行き、サラダとパンを買って、ホテルで食べる。

この日のオーロラツアーは10人そこらのロケバスみたいな小さな車に乗っていろいろ動き回るタイプのやつ。後で気づいたんだけどこれ結構しんどい。車自体はいいんだけど、トイレにいけない。みんなトイレ行きたくならんの?って思いながらひたすら我慢した。ただ、トイレ問題がうまく解決できるなら(できるのか?)たぶんこっちの方がおすすめ。(ちょっと高かかったかもしれないけれど)移動しやすいので、その日の状況に応じてかなり移動してくれるし、バスじゃここでは停められないなという場所も結構あった。

基本、肉眼で見えるのは白なんだけど、かなり良く見えた。ちょっと色みがかっているくらいには見えたので、かなり強いレベルなんだろうなと思った。

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三脚持っていくべきだった。

4日目

この日は目覚めもそこそこに朝から犬ぞり体験。スノーモービルとかもあったはずだけど、やっぱハスキーだよなということになり犬ぞりへ。オーロラのガイドの英語は聞けなくてもなんとかなるんだけど、こっちのインストラクターの言うことは聞けないと犬ぞりの操縦ができない。必死で聞いた。

正直なめていたけれど、かなり楽しい。これはよかった。途中の道が糞臭いことを除けば最高。晴れていたので景色もいいし、結構犬は飛ばしてくれる。登りをどれだけ本気出してくれるかは犬次第っぽい。

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昼に戻ってきて、ここで初めてトロムソの町をぶらり。かなり小さな町で、有名なのはガラス張り(?)の教会とか、ロープウェイとかいろいろあるっぽいんだけど、あんまり時間もなかったので町の真ん中にある教会と、世界最北端のセブンイレブンに。

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nanacoは使えない。

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トロムソの街並み。

今回のオーロラツアーも大きめのバスで行くやつ。トイレがあって安心。正直2晩目のツアーでかなり満足していたし、あれ以上って見えるのかなと思っていて期待値はかなり低かった。最初に降ろされて見えたしろっぽいオーロラは正直昨日レベルだなと思って、早めにバスに戻るくらい。もちろん3日じゃ全く見えないということも珍しくないらしく、すでにかなり運はいい方なのだと思う。

ただここからが違った。この日はかなり強く(磁気的なやつ)はっきり緑に見えた。それだけじゃなくて、紫から赤っぽいような色もしていたし、なんならめっちゃ動いていた。ガイドさんがDancing!!とかなり興奮していたし、実際Dancingだった。

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いや昨日までも十分よかったけど、あれだけだったらもしかしたらここまでオーロラすげーとはならなかった気がする。だけどあれを見られるなら、地球の一番てっぺんまで行くだけのことはあると、自信を持って言える。

ガイドさんが今シーズン一番と言っていたから、引き当てる運は大事なんだろうなと。年明けから積んできた徳のおかげかはわからない。

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番外編。トロムソには世界最北端(?)の醸造所があるらしい。

5日目

この日はトロムソからベルゲンへの移動。Googleで検索したらGoogleフライトとかいうのに出てきたWideroe航空とかいう謎のLCC(?)があったので予約。Expediaではノルウェー語でないとWideroe航空の予約はできない謎仕様だったので、航空会社のWebサイトから予約。マイナー経路だからか知らないけれど明らかな外人は自分たちくらいだった。SASのときは一応日本人とか中国人いたんだけどなぁ。

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いや路面凍ってるやろ。

トロムソを離れ、ベルゲンまでひとっ飛び。ベルゲンからオスロまでのフィヨルド旅は次回。

('18/11)はじめてのヨーロッパ@ベルギー・フランス・ドイツ

1日目

11時発のANAが機材トラブルとかで7時間遅れる。結局補償は特になく(見落としていただけ?)さすがにどうなんという気はする。昼着くはずが夜、ブリュッセルに到着。

ブリュッセルから初日の宿泊先のルーバンまでは電車、とても近いところでありがたかった。

ルーバン泊

 

2日目

朝、ルーバン出発。ルーバンの駅ナカのパン屋みたいなところでワッフルを買う。ブリュッセルからエールフランスでレンヌへ。2+1列の小型機、短時間のフライトながらちょっとしたお菓子も出る。

レンヌ空港は街から少しだけ外れていて、空港の敷地を出て少し歩いたところにあるバス停からレンヌ駅に向かう路線バスに乗る。

レンヌ駅前から出るバスに乗り継ぐ。駅前に着くと思っていたら、駅から15分くらい歩くバス停に着いてしまい、乗り継ぎの時間があまりなく、かなり急いだ。駅の中にある事務所でチケットを買える。観光バスで、第一の目的地モン・サン・ミッシェルへ。

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天気は悪いけど、オフシーズンか空いていて観光しやすい。店も多く、中に住んでいる人もいるみたい。ホグワーツ城がそのまま古くなった雰囲気。一度は行ってみたかったので満足した。

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オムレツが名物らしい。観光地価格、という感じ。付け合わせがめっちゃしょっぱかった。

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レンヌ市街地に戻り宿泊。木組みの建物が並ぶ。翌日も朝から出発だったのであんまり回れていないし、そこまで見所が多いわけではなさそうだが、ヨーロッパの雰囲気という感じ。都会っぽくないのがまた良い。

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そばが原料らしい、ガレット。上にいろいろ乗せられるのを迷っている風で本当は書いてあるフランス語がわからない。聞いてみるとこれなんかハンバーガーっぽくていいんじゃないと英語で言ってくれる。

レンヌ泊(Hôtel de Nemours)

 

3日目

朝、レンヌ発。駅前のパン屋(La Boulangerie Joseph)でパンを購入し、TGVで花の都パリへ。パンがとてもおいしい。フランスといえばパンなんだなぁと思った。

パリ到着。駅から徒歩15分だったので、まずはここ。

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国連オタクの血が騒ぐ。普通パリでもっと行くところあるやろ。

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憲章が書かれている碑「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」

さすがに目的地でも何でもないのでそのまま歩いてエッフェル塔へ。

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すこぶる天気運が悪い。これで雨じゃないのが逆にすごい。

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大都市でありながら古都の様相も感じられる。京都と比べるのもナンセンスかもしれないが、京都ともまた違った雰囲気を感じる。

いったん荷物を置きにホテル(Hôtel Vivienne)にチェックイン。2区なので観光地からも近く、地下鉄の駅にも近いので立地が良かった。エレベーターが恐ろしく古かったけど。

結構歩いて疲れたので、少し休んでから街歩きをし、ノートルダム大聖堂などに入る。

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夜はルーブルへ。金曜の夜間は無料なのだが、夜間開館だけでは当然回り切れない。絵画に失礼な観覧の仕方をしている気もするが絞って見て回る。そこまで混んでいないので良い。日本の展覧会と違って写真も自由に撮れる。あんまり馴染まないけれど、楽しみ方は多様なのだろう。

ただとにかく時間が足りない。また来たい。

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こんなこともある。

帰りに凱旋門シャンゼリゼ通りのライトアップを見に行く。例のデモが起こる1週間ほど前だった。

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パリ泊

 

4日目

朝が早く、そのくせ盛沢山なので疲れもたまる。この日はThalysでパリからドイツはケルンまで移動。

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ケルンは駅からすぐのところに大聖堂がある。当然大聖堂は建築物としても教会としても美しいけれど、観光地化された大聖堂とはまた違う、町の教会といったところもすばらしい。

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いくつか見て回った後、ケルシュとよばれるケルンの地ビール(Brauhaus Sion)を昼から飲む。ありえんうまい。ドイツは本当にソーセージとじゃがいもなんだなぁ。

在来線でアーヘンへ。この時期からクリスマスマーケットが始まっているところはまだ少なく、アーヘンはそのひとつだったので。

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まずその前にアーヘンの世界遺産アーヘン大聖堂へ。クリスマスマーケット前の観光客でいっぱいだったが、壁画が少し前の時代の教会芸術という感じがした。イスタンブールアヤソフィアもこんな感じだったっけ。それにしてもステンドグラスが美しい。

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クリスマスマーケット。グリューワインもココアもウィンナーもすべてがうまい。夜のライトアップも幻想的。ここからベルギーまで戻る。

特急を取らなかったのだが在来線は遅延続き。結局ルーバンに着いたのは日が変わるころだった。途中で何度か乗り換えもあったが、なにせ遅い時間なので店もやっておらず、割としんどい。18きっぷみたいな。

ルーバン泊

 

5日目

最終日はブリュッセルへ。

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ワッフルを食べ歩くなどする。さらにハーゲンダッツでパフェを買う。だから太る。

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政治的主張に利用される小便小僧。ちなみに小便少女というのもある。

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昼から飲むベルギービール。もはや芸術。

 

そんなこんなで5日がすぐ経ってしまった。短すぎる。

第二外国語でなんとなくドイツ語を選んでから、なんとなくドイツには行ってみたかったし、フランスも憧れていたので、はじめてのヨーロッパとしては大満足だった。ただやはり時間が短く、パリはまだまだ美術館をみて回れそうだし、ドイツも西側チラッと行ったくらいでしかないので、もっと行きたい。このエリアなら、春のオランダもいいだろうなぁ。

18きっぷ、中央本線経由での帰省

また18きっぷの季節がやってきたので、今回は普段使う東海道本線ではなく中央本線を使うことにした。特に理由はないけれど、しいて言えば静岡に飽きた(失礼)。

 

7:49新宿〜8:45高尾 中央線快速高尾行

スタートは遅めだが結局後で同じ時間になるだけということでゆっくりめに出た。新宿はまだ通勤帯だが高尾方面はさすがにすいている。18きっぷ旅行前は徹夜して電車内で寝やすいようにしているので案の定爆睡していたら八王子だった。まあまあかための中央総武線で使われる車両のイスではあるが耐えられる距離。隣に座った人のにおいも寝たらわからない。

 

8:47高尾〜10:24甲府 中央本線小渕沢行

乗り換えは向かいのホームだがチンタラしてはいられず、意外と人が乗ってきた。これに乗るとやっと始まったなぁという感覚になる。中央線の塩尻までの区間の車両はロングシートでしかもちょいかためなので、その点東海道線はいいかもしれない。あと途中からWi-Fiの電波が来なくなる。クソ暇をもてあまそうという時に電波繋がらないのは修行みがある。

甲府で長めのラグがあったので改札を出たがすることもないので信玄像を見た。

 

10:57甲府〜12:35塩尻 中央本線松本行

ここも比較的乗車時間が長いので、甲府で余裕を持ってホームに戻るのが良い。また小渕沢行きに乗っても結局次の始発は甲府なので小渕沢まで乗るわけはない。車窓からの山景色が好きなので夏の中央線帰省は割と好きだなぁと思うところ。ああ一面のクソみどり。適当に景色をぼんやり見ていたら着いた。

 

13:08塩尻〜15:14中津川 中央本線中津川行

昼ごはんを塩尻で食べる必要があるがこの電車は松本始発ですでにある程度座席が埋まりつつあるので、簡単なものを甲府で買っておいて座席確保に優先するべきだったかもしれない。あと塩尻の乗り換え車両は前。ここから2列シートになり、東海道線豊橋とかから出てくる車両なので割と座りやすい(個人の感想)。本読んでたら着いた。ただし結構長い。地味。

 

15:20中津川〜16:35名古屋 中央本線快速名古屋行

ここに来て再びロングだった。座り心地も微妙。だんだん大都会名古屋に近づいていく感じ好き。パソコンいじってたら着いた。消化試合感。

 

いつもはここから大垣、米原、大阪なんだけど今回は謎の近鉄ワープを使ったのでここまで。特段疲れもなく(帰省の荷物が重いくらい)、電車乗って乗り換えてたら着くから時間を溶かしさえすればラクに帰省できるなぁと。中央線は東海道線みたくいかにも同業者(いわゆる「18きっぱー」)が少ないから座席にも苦労しなかった。冬の利用期間にはまだ18きっぷを使ったことがないし、そのうち使って冬どんな景色か見てみたい。

 

そうこうしているうちに平成最後の夏とかいうの終わるらしい。

 

18きっぷで大阪まで、n回目の帰省

まあとにかく18きっぷというのは暇なもので、新宿で朝カレーを食べながらふと、まとめてみるなどしようと思い立った。

 

08:25新宿〜08:44品川 山手線内回り

寝坊してゆっくりめのスタート。

3歳くらいの男の子がはじめしゃちょー似のパパとどこかへ向かっている。誰かと電話しているのだが、声といい喋り方といいかわいい。コウペンちゃんを地で行く感じ。

父子を眺めてたら着いた。

 

08:49品川〜10:29熱海 東海道本線熱海行

湘南新宿とか上野東京とかの車両。椅子硬いし4人席あたったら足元も窮屈だから地味に嫌い。よほどロングシートの方が椅子ましだと思う。夏に行った根府川駅周辺の景色は相変わらずすばらしい。あそこに行きたい一心で、去年18きっぷ期間外に行った。

次の旅行の調べごとするなどしてたら着いた。

 

10:35熱海〜11:50静岡 東海道本線島田行

18きっぱーらしき人が大量にいる。15両から3両になる熱海はたぶん一、二を争う勝負どころなんだけど、熱海到着ホームと発車ホームは先に調べておかないといけない。今回は同じホーム向かい側だったけど階段下りて乗り換えなかったのはじめてかもしれない(15両なら10両目が乗り換えるときエスカレーター)。さらに3両がどこに止まるかを知らないと最悪静岡まで座るチャンスが回ってこないと思うと18きっぷは過酷だなぁと。

寝てたら着いた。

 

12:03静岡〜13:15浜松 東海道本線浜松行6両

島田行だからと正直に島田まで乗ってはいけないのはそれはそうなんだけど、興津とかいう乗り換え定番駅じゃなかったのも初めて。静岡はホームに駅そばもあるしおにぎり買ってなくてもいけたなと横目に見ながら待ち時間で頬張る。変わらずロングシートだけど6両になるし静岡始発なので当然座れる。

寝てたら着いた。

 

13:20浜松〜13:55豊橋 東海道本線岐阜行

2列シート。座り心地も良き。岐阜まで行ってもしょうがないので次の始発駅の豊橋で降りる。この区間は車窓の浜名湖が好きだが座れないことが多く、ロングシートじゃないのも珍しかった。隣の高校生くらいの女子がどうしようもなく甘そうななんとかフラペチーノを飲んでて、これの3〜4杯分で大阪まで行こうとしている自分との経済力の差を嘆いた。

静岡は感情を無にするか寝てたらそれほど苦労せずとも越えられる。

寝なくても着いた。

 

14:03豊橋〜16:09米原 東海道本線快速米原

2列シート。何の苦労もない2時間。大垣乗り換えをせずに済んだのも神。大垣といえばそろそろムーンライトながらに乗って帰るやつやりたい。

ボーッとしてたら着いた。ラーメンが食べたくなって大阪駅構内のラーメン屋を調べるなどした。

 

16:17米原〜17:42大阪 琵琶湖線京都線新快速播州赤穂

ここからは消化試合。2列シート、関西の乗り慣れた車両。前に座ってる18きっぱーらしき同世代オタクが2席使って寝そべってvitaやってた。これが関西。

正直帰省に目的もないし何となく帰らなければという感じなのであまり気が向いたものじゃない。東京にいればよかったと、長い電車を振り返りながら思い、先に進むのが億劫になってきた。

 

18きっぷ

東京⇄大阪(東海道線) n回(たいてい浜松下車、あとは豊橋、名古屋など)

東京⇄大阪(中央線) 2回(松本下車)

山形→東京 1回(仙台、宇都宮下車)

東京⇄高崎 1回(榛名山)

東京⇄水上 1回(谷川岳)

東京⇄長野原草津口 1回(草津温泉)

あんまり旅行手段として18きっぷを使ってないとふと思って書き起こしてみたらやっぱりそうだった。帰省も慣れてきて最近は早起きすらしなくなってきた。油断してるとそのうち遅延とかにやられそうで怖いなぁと思ってたら、大阪に着いた。

 

 

 

('18/2)思い立って秋田に行った、それだけの話@横手かまくら祭り

つい最近2018年が始まったと思ったら、もう2月が終わるらしい。

1月はまだしも、春休みがはじまってから2月は本当に一瞬で終わった。バイトしかしてない。

 

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ところでタイトルの通り思い立って秋田に行った。かまくらに入りたくて。絵になるような風景っていまでも本当にあるんだなぁと。

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ミニかまくら。写真撮るのが難しい。

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角館。冬は観光客がぜんぜんいなくて、雪に音が吸われていく静寂のなかにポツンと立たされたような、なんだか心細くなる空間だった。

 

それにしても、新幹線というのは怖い。その気になれば、どこへでもいける。その後18きっぷに乗っていつも新幹線の偉大さに気づくんだけど、きっと来月もそうなるんだろうなぁと、18きっぷ春の期間を前にして思う。

('17/11)安寧の日々をむかえて@金沢

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11月のいろいろが終わり、今はとても穏やかな時間を過ごしています。すっかり寒くなりましたが、遅れて秋を満喫しているような感じです。

 

この土日、自分へのご褒美を兼ねて金沢まで行ってきました。

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予定もあり着いたらもう日が暮れていたのですが、金沢駅の例のアレです。

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やっぱり魚がおいしい。

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写真技術のなさをごまかしてくれるから兼六園好き。

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インスタ映えしそう。インスタにはあげない。

それにしてもクソ寒かったし兼六園では雹に打たれて痛いってなってました。でもちょっと(かなり?)贅沢して行った山代温泉は神だったし北陸新幹線で一瞬で着いちゃうあたりが良かったですね。

それでは。

('17/9)「インスタ映え」と小田原

私はよく帰省の際に青春18きっぷを使うのですが、小田原あたりで見える海の景色がとてもきれいで、海からほど近い駅もあったので、そんな駅からはどんな景色が見えるのか、一度降りてみたいとずっと思っていたのでした。18きっぷの期間はすでに切れていたため、小田急で小田原まで行ってJRに乗り換えるという経路でしたが。

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このホームの先が海です。先側からは写真を撮ってはいけないそうで、ここからの写真になります。(根府川駅という駅です)

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海は案外荒く、SPLASHみが深い。

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小田原の御幸の浜海岸でした。トリップアドバイザーを見たら「あえて海を眺めたい人向き」と書いているレビューがあり、ぴったりだなと思いました。波の音もいい。

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小田原城にも行きましたが、ちょうど入城時間は終わっていたので下からだけです。

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近くの早川漁港では魚市場で食堂があり、例によって?海鮮丼をいただきました。今回はまぐろ丼。

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かき氷の店「ひととせの雪」では、果物をそのまま凍らせてスライスしたかき氷があって、めっちゃおいしい(こなみ)んですけど、1時間以上は並んだっけ。

 

夏休み最後の日を使って行ったデイトリップとしてはとても良かったですね。次の日から大学という憂鬱を少しは忘れて1日を過ごせました。

 

それでは。